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  1. 福岡市議会 2017-09-29
    平成29年第2委員会 開催日:2017-09-29


    取得元: 福岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1  9月29日  午前10時0分開会         〃 11時46分閉会 所管事務調査  地方独立行政法人福岡市立病院機構に関する次の事項について  (ア)事業計画  (イ)資金計画  (ウ)決算に関する資料(事業報告書財産目録貸借対照表損益計算書)  本件について、理事者から資料に基づき説明を受け、調査を行った。  なお、質疑・意見の概要は、次のとおりである。 2 ◯ 28年度の業務実績に関する評価結果報告で高い評価を得ているが、評価者はどのような人か。 3 △ 評価委員は5名で、委員長福岡医師会副会長寺坂委員、副委員長九州大学大学院医学研究院准教授福田委員、その他は浜の町病院院長一宮委員福岡看護協会会長花岡委員公認会計士行正委員である。 4 ◯ 評価委員名の記載がない点は問題と指摘しておく。評価結果報告の中に平成20年9月の市民病院の整備に関する市議会決議が反映されていないが、なぜか。 5 △ 議会決議は重く受け止めており、平成20年9月議会決議内容についても今後しっかりと検討を重ね、改善に努めていく。 6 ◯ しっかりと実践するよう求めておく。 7 ◯ 市民病院は、民間医療機関が手を出さない収益性の低い分野医療を担うなど、公的医療機関としての役割が求められると思うが、どうか。 8 △ 地域医療支援病院としての承認を受けており、地域医療への貢献を図っている。 9 ◯ こども病院はどうか。 10 △ こども病院も同様である。 11 ◯ 経営効率化は必要であるが、収支改善が強調され営業利益優先となり、民間医療機関を圧迫することはないか。
    12 △ 地域医療支援病院役割は重要であり、利益ばかりを考えているわけではない。地域民間医療機関下支えとなるような運営を行っている。 13 ◯ 現在の市民病院立地地域で、長年下支えとなっている現状は理解できるが、それが原因で移転が困難になってはならない。地域を限定するのではなく、どの地域移転しても同じように地域医療支援病院としての役割を果たすよう要望しておく。 14 ◯ 公立病院としての役割について、どのように考えているか。 15 △ 自治体病院地域に必要な医療を公平、公正に提供し、住民の生命、健康を守るとされており、地方独立行政法人化以降、本市における医療施策として求められる救急医療高度医療等を提供することにより、市内の医療水準向上を図っている。今年度から第3期中期計画を定め、質の高い医療の提供、地域への貢献、健全な病院経営を掲げており、さらなる市民患者サービス向上を目指していきたい。 16 ◯ 自治体病院として不採算医療を担うことが求められているが、本市自治体病院として、どういった不採算医療に取り組んでいるか。 17 △ 総務省の定める繰出基準に基づき、救急医療リハビリテーション医療、他の4分野収支差が想定され、本市から繰り出しをお願いしている。 18 ◯ 採算医療を行う病院が、増収費用削減を強調しているようだが、矛盾はないか。 19 △ 運営費負担金については、救急医療高度医療等、不採算医療に関し、毎年総務省が示す繰出基準に基づき交付されているが、本市の厳しい財政状況に鑑み、当機構としても運営負担金の縮減は重要な課題と認識している。地域医療への貢献は当然であるが、しっかりと経営努力をしていきたい。 20 ◯ 費用削減も程度の問題である。市民病院で、医師の増員により増収を目指しているが、その実績はどうか。 21 △ 28年度の市民病院では、神経内科医を1名増員して脳神経血管内治療部を新設し、脳血管などの血管内治療に取り組んだことや、循環器内科において不整脈外来を開始したことで、患者増増収となっている。 22 ◯ 診療材料費等購入方法などにおいて柔軟な契約方法の採用による経費削減とは、どのようなことで、幾ら削減効果があったか。 23 △ 診療材料費については、院外物流管理システムを導入することにより院内在庫から院外在庫に改めたことや、診療材料の同種同効品を活用すること等により、約1,400万円の経費削減となっている。 24 ◯ こども病院における2億6,300万円余の黒字は、当初計画に比べどうか。 25 △ 28年度予算において当期純利益赤字と見込んでいたが、各種目標値を達成したことにより医業収益増収となり、そのことが黒字化に寄与している。 26 ◯ 27年度における予算額決算額比較はどうか。また、地方独立行政法人化後の傾向はどうか。 27 △ 27年度の予算額は手元にないが、決算額は2,200万円余の赤字である。なお,地方独立行政法人化後の傾向については、22年度は4億1,300万円余の黒字、23年度が7億1,000万円余の黒字、24年度が7億3,100万円余の黒字、25年度は7億4,000万円余の黒字、26年度は3億4,800万円余の赤字、27年度は2,200万円余の赤字、28年度が2億6,300万円余の黒字となっている。26年度、27年度が赤字になっているが、これは主に移転影響を受けたものである。 28 ◯ 28年度の2億6,300万円余の黒字は、他の自治体病院比較して、利益率などの評価はどうか。 29 △ 比較資料を持ち合わせていない。 30 ◯ 2億6,300万円余の黒字については、どう評価しているか。 31 △ 26年度、27年度は移転に伴う診療調整等による影響赤字となっていたが、28年度は病院フル稼働の状態となり、医師を初め職員努力により各種目標値が達成できたと考えている。 32 ◯ 今後の収支計画はどうか。 33 △ 29年度については、機構全体で1億7,000万円の黒字計画している。 34 ◯ 中期的な展望ではどうか。 35 △ 32年度までの第3期中期計画4年間で、17億円の黒字を見込んでいる。 36 ◯ 黒字にこしたことはないが、自治体病院役割を踏まえ経営に取り組んでほしい。経費削減を進めすぎると医療環境労働環境影響が生じるので、利益のみを追求してはならないと思うが、どうか。 37 △ 質の高い医療を提供し健全な病院経営を行うためには、医師、看護師など現場職員モチベーション維持向上が重要と認識している。職員意見を聞きながら働きやすい職場環境づくりに努めており、引き続き取り組んでいきたい。 38 ◯ よろしくお願いしておく。こども病院勤務終了後に、帰宅のためのバス運行が少ないと聞くがどうか。 39 △ 時間帯によってバスの待ち時間が長いことは承知している。バス運行に関しては、西鉄バスと常々協議しており、便数、運行時間については引き続き協議する。 40 ◯ タイムカード設置について、事実関係はどうか。 41 △ 昨年、労働基準監督署指導等もあって職員側と協議し、タイムカードを導入することとしており、最終的な仕様の確定を経て今年度中の稼働を目指している。 42 ◯ 具体的には、いつからか。 43 △ 早ければ、来年1月からの試用となる。 44 ◯ 時間がかかりすぎているように感じられるが、スケジュール通り実施するよう要望しておく。 45 ◯ 九州北部豪雨災害に関しての派遣状況はどうか。 46 △ こども病院では、福岡看護協会からの要請により看護師1名を3日間、避難所派遣した。 47 △ 市民病院については、準備はしていたものの要請がなかったため、派遣には至っていない。 48 ◯ 被災地では、自治体合併による職員削減公立病院の閉鎖により、災害対応マンパワーが落ちていると聞いている。本市自治体病院を有していることは災害対応の支えになるものであり、引き続き災害対応に万全を期し頑張ってもらいたい。 49 ◯ 熊本の震災に伴い本市受け入れ看護師給与は、どこに含まれるか。 50 △ 市民病院では、28年度に熊本市民病院から9名の看護師研修職員として受け入れ給与の一部は当院の負担となっており、営業費用中、給与費に含まれる。 51 △ こども病院については、平成29年4月からの受け入れであり、28年度決算には含まれない。 52 ◯ 一部負担額の総額は幾らか。 53 △ 概算で2,100万円である。 54 ◯ 給与費予算額決算額とさほど違いはないが、熊本市からの負担金などあるか。 55 △ 熊本市からの負担金はない。 56 ◯ 本市負担した2,100万円が明確にわかるように記載してほしい。 57 ◯ 損益計算書中臨時損失とは何か。また、内訳はどうか。 58 △ 臨時損失内訳は、旧こども病院解体費用が4億500万円余、同管理柵設置で800万円余、熊本地震に係る職員派遣費用が600万円余である。 59 ◯ 予定されていた旧こども病院解体費用臨時損失としていることについて、監査において指摘はなかったか。 60 △ 解体工事自体は予定していたが、公認会計士指導もあり、臨時損失として計上している。なお、監査有限責任監査法人トーマツ実施している。 61 ◯ 監査実施体制はどうか。 62 △ 監事である弁護士、公認会計士については、毎月の理事会の際に助言、指導を受けるほか、随時相談している。会計監査人については、財務諸表等の作成にあたり監査を受けている。 63 ◯ 内部監査実施状況はどうか。 64 △ 運営本部長をトップに、財務、経理について、本部職員現場に赴き確認している。 65 ◯ 会計検査院厚生労働省監査はあったか。 66 △ 会計年度中の実施はない。 67 ◯ 評価委員会意見で、人件費委託費を上げないようにしっかりと頑張っていただきたいとあるが、今後医療役割が高まる中、意見とはいえ乱暴ではないか。コスト削減ありきとなれば、医療の中身や患者へのサービスにも影響があると思うが、どうか。 68 △ 健全な病院運営のためには職員勤務条件は重要と考えており、職員給与国立病院機構給与基準に取り組んでいるが、人件費の動向も経営上しっかり見ていく必要がある。 69 ◯ モチベーション向上は結果である。安心して働ける給与体系、休暇の取得や夜勤のあり方を整えてこそ、モチベーション向上がある。給与などの労働環境について、客観的に検証する組織はあるか。 70 △ 職員勤務条件については、職員組合との交渉を重ね今の水準としており、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいきたい。 71 ◯ 労働組合とは別に、国立病院機構準拠や他都市との比較など、検証する組織はないか。 72 △ 第三者もしくは外部の機関はない。職員意見を聞くため、28年度は職員満足度調査実施し、幅広く職場環境の改善に取り組んでいる。 73 ◯ 国立病院機構準拠というが、そのとおりになっているか。 74 △ 職員給与については、社会情勢や経営状況に応じることとされており、具体的には国立病院機構を基本としつつ本市の独自の制度も踏まえており、全ては一致しない。 75 ◯ 一時金の差など約束どおりなのかを検証して、約束どおりやっていくという姿勢を持っておくべきと指摘しておく。 76 ◯ こども病院の跡地利用について、検討状況はどうか。 77 △ 本市が定める重要な財産と位置づけられており、売却に当たっては評価委員会の意見を聞き、議会の議決を経て本市の認可が必要なことから、所管課との協議を進めている。 78 ◯ まだ内部的な検討段階ということか。 79 △ 地方独立行政法人移行時に承継した財産でもあり、公有財産と同様に扱うべきことから、本市と協議を進めている。 80 ◯ 大事な公有財産で、長年、医療関係の用地として利用しており、大型ショッピングセンターや民間事業者など全く関係のない目的に売り払われないよう、地域住民や市民意見を聞いて判断するよう要望しておく。平成20年9月の議会決議は少数意見もあり、両論あったことを踏まえて判断してほしい。 81 ◯ 解体費用は5億9,000万円だが、臨時損失は4億円となっている。その差は何か。 82 △ 解体工事を実施した28年度に計上した費用と、あらかじめ予定されている資産除去債務として27年度に計上した費用がある。 83 ◯ 解体工事期間はいつか。 84 △ 工事期間は28年度である。なお、アスベストの除去費用などの計上漏れについて、27年度に計上している。 85 ◯ 27年度に費用の計上はあるか。積み立てか。5億9,000万円余の支払いは、どの欄に含まれるか。 86 △ 病院機構では複式簿記で年度をまたいで費用計上しており、詳細は後ほど説明する。 Copyright (c) FUKUOKA CITY, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...